目的

COVID-19 pandemicにより、グローバル化にブレーキが掛かり、米国、さらには 欧州を始めとして全世界的に社会や経済が機能不全に陥りました。従来の世界秩序が揺らぎ、世界各国は自国の安全や安心を自ら担保する新しい仕組み作りに取り組まざるを得なくなりました。仕組み作りに欠かせない要素は、大きくエネルギー、防災・疫病対策、水・食糧の3つとなります。これらの要素は多くのSDGsと関わりますが、本拠点は特にSDG7(エネルギーをみんなにそしてクリーンに)、SDG11(住み続けられるまちづくりを)、SDG13(気候変動に具体的な対策を)にフォーカスし、それぞれに対し「海洋資源探査の効率化」、「大規模地震 のリスク評価」、「北極海海氷下データの取得」という観点から、世界的にみて 明確な貢献をしていきます。こうしたSDGsへの貢献は、従来の航法に我が国が得意とする量子技術を融合することで実現することができます。本ユニットが目指すゴールは「量子航法技術を基盤とする安全・安心・豊かな社会の実現」です。